撮影前の最後の練習、打ち合わせを実施しました。
一人一人では脚本を覚えたつもりでも、いざ、他の役者と動きをつけながら練習してみると、動きの方に気をとられてセリフが出てこなかったり、セリフに気をとられて棒立ちになったり。
セリフを覚えたうえで、動きも感情も表現するのは当たり前。映画の場合は、同じ演技をカメラの位置を変えて撮影することも多いので、演技がOKであっても、何度も同じ動きをして撮影することがあります。
例えばお茶を飲む動作。1つ目のカットでは左手でコップを持ったのに、2回目は右手で持つと映像がつながりません。髪の毛をかき上げる動作も、目線の動きも、歩き出す右足左足も全て気を付ける必要があります。なかなか大変ですが、面白味でもあります。
また、打ち合わせでは衣装や小道具、撮影場所までの移動手段など細かな決め事も共有しました。
セリフが完璧に頭に入っていないところもあり、少し不安が残りますが、あとは現場で何とかするしかありません。映画の神様がおりてくることを祈って、クランクインまで準備を重ねます。
